Series 連載

毎日同じように過ごしている生活の中にも、様々な変化が訪れます。

かくいう私も、結婚、子育て、引っ越しなど、大きな目で見るといろいろなライフイベントを経験している真っ最中です。

このコラムでは、あわいひかり編集部の私が、何気ない日々の中で感じた気づきや感動、小さな学びをシェアさせていただきます。

環境、ライフスタイル、自分自身の興味関心などをつれづれに書き綴りますが、
お時間あるときにお立ち寄りください。

新居 雅人(ウェルネスサポーター)

<3日目> 太陽光について考える ~何を買うかではなく誰から買うか 編~

ご無沙汰しております。みなさまお元気でしょうか。
私は、子どもの成長を感じつつ、日々健康管理も人様に迷惑をかけない程度に気にしています。今年チャレンジしているのは、乳酸菌飲料をコンスタントに飲むこと。体の免疫力が上がり体調を崩しにくくなるとかならないとか。他力に任せずに適度な運動や読書など心と体に栄養と刺激を与えることにも注力したいと思いめぐらせている今日この頃です。

そして、自分の暮らす環境も少しずつ変化し、自分の気が回る範囲で整えてきました。
1つ大きな変化として、家に太陽光を導入しました。
これについては、賛否や個々の考え方があるので是非を述べるつもりはありません。私自身家を構える際に太陽光の導入予定はありませんでしたが、いろいろなご縁もあり家に導入することを決めました。その導入に際してのうんぬんかんぬんを“生活者の一例”としてご紹介できればと思います。

それはとある1人の来訪者から始まりました。夕方のごはんどきにその方は訪ねてきました。「ピンポーン」インターホンに映っていたのは、フレッシュな女性の営業さん。このエリアを回っていて、太陽光の営業をされているそう。元気に営業されて「太陽光向きの屋根ですね」と人生最初で最後であろう賛美に嬉しくなってしまったことと、お話を聞くとネット通販ギフトカードが漏れなく貰えるというお誘いに見事にハマりお話をすることになりました。


訪問販売の方の常套手段なのでしょう。若手の営業さんは、太陽光の試算に必要な屋根の大きさや家の建っている方位などの情報をヒアリングされ、具体的な提案やお話は後日別の営業さんが説明にいらっしゃいました。若手が受注してベテランさんがクロージングするというスタイルのようです。(ちなみに私は太陽光導入までの数か月で3,4社の営業さんが飛び込みで来ました。)
ご提案の内容自体は新鮮なお話で、そもそも安いものではありませんが、自然エネルギーの活用や災害対策、コスト試算、太陽光だけ入れるのか、蓄電池もセットで導入するのかなどなど。その気になりかけていましたが、「今日決めていただければ加湿器プレゼントします」とまたキャンペーンのご案内がありました・・・
優柔不断かつ慎重な性格もあり、その日はお帰りいただき家族会議。


結局妻との話でも結論は出ず、家にまつわることなので植栽を薦めて下さった設計士さんに相談。守備範囲が広く、つながりのある別業者さんをセカンドオピニオンとしてご紹介くださいました。「情報として聞いてみてください」と特段売り込みもなく。
ご紹介いただいた業者の担当者さん(太郎さん(仮名))の力感や本当に太陽光をお客様に役立てたいという想いで提案くださっていると感じたことなどなど、人柄が決め手となり太郎さんがご紹介してくれた太陽光と蓄電池の導入を決めました。

月並みですが、情報やモノがあふれた現代では、買う方も売る方も“モノ”だけでは差別化が出来ません。もちろん“いいモノ”であることが大前提ですが、購買の理由や動機は“何を買うかではなく、誰から買うか”もそれ以上に重要であるということを実感しました。

環境問題も経済活動も持続可能を考える上では、より良い選択にとことんこだわることが大切だと思いめぐらせて、太陽光導入体験記はスタートしたのでした。

次回は波乱の導入編。マイペースな記事ですが、次回もお付き合いください。

  • 取材・文

    新居 雅人(ウェルネスサポーター)