Report レポート
2026年4月12日(日)、香川県丸亀市のレクザムボールパーク丸亀にて、四国アイランドリーグplusの香川ホーム開幕戦である香川オリーブガイナーズ vs. 徳島インディゴソックスの試合が行われました。
この一戦は、試合を観るだけでなく、香川県観音寺市に本社を置く株式会社パブリックによる「リサイクル体験」をテーマにした環境に優しい特別なワークショップが実施されました。その模様をレポートいたします。
観戦するだけじゃつまらない!
来場者も参加する開幕戦に!
今年の四国アイランドリーグplusの香川ホーム開幕戦(以下、開幕戦)は、2026年4月12日(日)、レクザムボールパーク丸亀にて開催されました。今シーズンの開幕戦は、過去の開幕戦とは一味違い、ただ野球を「観る」だけでなく、球場で「体験」する楽しさが詰まった一日となりました。環境に配慮した取り組みで知られる地元企業・株式会社パブリック(以下、パブリック)さまによる「廃棄物を資源に変える!」特別なワークショップが開催され、子どもから大人までが「学び」と「遊び」を同時に楽しめるイベントとなりました。ワークショップは「ペットボトルで作る環境にやさしい応援グッズ」と「シードボム作り体験」が用意され、それぞれに多くの人が参加する賑やかな開幕戦となりました。
ペットボトルをリサイクルして、応援グッズを作ろう!
使用済みのペットボトルに自由に絵を描き、ボトルのキャップを破砕したプラスチックを詰め込みます。最後はガイナーズのマスコットキャラクター「ガイナくん」のシールを貼って紐を巻いたら完成!シンプルで楽しい応援グッズを作ることができました。
子どもたちはそれぞれ好きな色の破砕プラスチックを混ぜて、自分だけのオリジナルボトルを作り、完成したグッズを嬉しそうに振っていました。廃棄されるはずのペットボトルが立派な応援グッズに生まれ変わる様子は、ゴミを減らす意識を自然と育む良い機会となったようです。ブースには、破砕したキャップで作られたガイナくんのオブジェも飾られ、来場者の目を引いていました。
また、当初は応援グッズを紙や木で作るというアイデアもあったそうですが、作ったグッズが家に帰って可燃ごみになったのでは意味がないという想いから、リサイクルが可能なペットボトルで応援グッズを作ることになったそう。循環型社会の実現に、真剣に取り組むパブリックさまらしい想いが、このようなところにも活かされていました。
種入りの爆弾で、緑化に貢献!シードボム作り体験
シードボムは、食品廃棄物をリサイクルして作られたパブリックさまのオリジナル肥料「リグリーン」と土を混ぜ、泥団子のように丸め、その中に花の種を入れた環境にうれしいお団子です。「あわいひかり」からも、シードボムを包むセロハンをご提供させていただきました。
このセロハンはプラスチック製のフィルムのように見えますが、実はチップ(木)から作られているので、成分は紙と一緒です。なので、このまま庭に撒いても微生物によって分解されてなくなり、町の緑化にもつながります。子どもたちは「泥団子作りみたい!」と夢中になり、家族で一緒に体験する姿が印象的でした。
その他にも、環境に関する企画が行われていたので紹介します。
■竹炭販売
パブリックさまが製造する竹炭の販売。竹は成長過程でCO2を吸収し、炭にすることで炭素を固定化できる優れたエコ素材です。松ぼっくりのオブジェなど、環境に優しいインテリアも並びました。
■ごみ分別体験
可燃ごみ・不燃ごみ・資源ごみ・危険物の4つに分けるクイズ形式の体験。段ボールや衣類が資源として再利用できることを学びました。
■環境学習クイズ
「SDGsのゴールはいくつ?」「三豊市の可燃ごみはどう処理される?」「食べ物のごみは何に変わる?」など、楽しく廃棄物や資源について学べる内容が充実。
■スタンプラリー
各コーナーを回ってスタンプを集めると、オリジナルノートなどの景品がもらえる特典もあり、家族連れを中心に多くの参加者がチャレンジしていました。
今回の開幕戦は、野球を観戦するだけではなく、ワークショップの実施により環境学習も楽しめるイベントとして多くのファミリー層が参加されていました。試合の前後や合間に気軽に立ち寄れることで、野球ファンだけでなく、環境教育に関心のある方々にも好評で、「廃棄物を資源として活用する循環型社会の大切さを、遊びながら実感できる!」と多くの子どもたちの笑顔があふれる空間となっていました。
株式会社パブリックと香川オリーブガイナーズのコラボレーションにより、単なるスポーツイベントを超えた「地域に根ざしたボールパーク体験」が実現したことは、これからの野球界を担う子どもたちを育てると共に、未来の地球環境を守る人材の育成に大きく貢献するイベントになったと思います。
来場者からは「野球を観に来たついでに、こんなに勉強になるとは思わなかった」「子どもが夢中になって参加していた」との声が聞かれました。
今年も四国アイランドリーグplusでは、さまざまなイベントを用意しているそうなので、ぜひご家族やご友人と球場へ足を運んでいただき、楽しんでいただければと思います。
-

取材・文
森本 未沙(海育ちのエバンジェリスト)