Series 連載

地球の環境と家計を守るために始めた片道26キロの自転車通勤!
わたくし、自転車通勤部部長の林健二。
まだ部員1名ですが、お休みしつつなんとか続けていますが、いつまで続くことやら・・・

林 健二(リエゾン)
冬になりました。自転車は寒いです。
が、澄み切った朝に、ペダルをこぎだします。
四国は雪が降らないのですが、高校時代に自転車で通った信州はもっともっと寒かった。
片道10kmの道を自転車で40分、毎日毎日、通学していました。
もちろん、路面も凍結しているし、雪も降る。
だから、12月に入るとすぐに、車はみんな、スノータイヤに履き替えます。
僕が高校生だった1980年代は、今のようなスタッドレスタイヤではなく、
スパイクタイヤが主流だったんです。
だから、冬のシーズンになると、アスファルトをゴリゴリ削りながら車が走行していました。
削られたアスファルトは細かな塵になって、空中に舞い上がります。
目は痛いし、鼻水は出るし、
当時は「粉塵公害」といって、雪国では大きな問題になっていたと記憶しています。
冬の空気が澄み切っているなんて、当時は考えられませんでした。
そして、冬のシーズンが終わると、アスファルトにはタイヤの溝ができ、
大きく損傷するので、春になると舗装の補修が行われていました。
ですから、スタッドレスタイヤの登場は、粉塵公害を知る僕らにとっては、すごいことでした。
技術革新によって、環境破壊や補修工事、
そして通学する学生たちの健康被害も救ったんです!
なんて素晴らしい発明だったんだ!!!
なんて、冷たい空気の中を自転車で通勤していると、当時の様子が思い出されるのです。
さてさて、帰り道。
18時前には真っ暗です。当然、田舎の道は真っ暗に決まってます。

写真で見るよりも、実際はもっと真っ暗なのですが、
スマホのカメラが優秀すぎて、暗闇の漆黒さが伝わらないのが残念です。
お化けが出そうなほど暗いんですが、それよりも自転車の横を走る車の方が怖いんです。
トラックでさえも、かなり近くをぐわーんと抜いていきます。
自転車の後ろには赤い点滅ライトをつけているのですが、それも心もとない。
常に危険と隣り合わせです。
しかし!!!この冬は新アイテムをゲット!!!!!

車のライトにめちゃくちゃ反射するジャケット、その名も「ピカジャケ」!
クラファンをパトロールしていて見つけました。(もちろん、勤務時間外ですよ!)
早速ゲットして、この冬はじめて実装です。

光ってる!光ってる!笑
これなら、車の運転手からの視認性も間違いないはず!
いや、むしろ光りすぎてて、危ない!?
そんなことを考えつつ、登っては降り、降っては登るの漆黒の夜道を1時間半。
無事、家に着いて食べる夕食は、なんて美味いんだろう!
あ~幸せ。と思わず独り言が出る。
すかさず関西人の奥さんに、アホちゃう?と言われるのも、もう慣れました。
いやはや、話が散らかってしまいましたが、
要するにスタッドレスタイヤは環境に素晴らしく、
ピカジャンは僕にとって素晴らしいというお話でした!
また次回、第4走もお楽しみに!
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取材・文
林 健二(リエゾン)