Series 連載
この度、縁あって「あわいひかり」でエッセーを書かせていただくことになったゴトウです。普段はパッケージデザインのあれこれしています。新連載「昨日も飲んでしまいました」では、ライフワークの飲酒を通じて環境についてとりとめのないことを発信していきたいと思っています。正直コンセプトもふわっとしてるので、やさしい気持ちで見守ってください。
ゴトウタカノリ(LITAディレクター)
デザインレーベル LITAで主にパッケージデザインのディレクターしてます。
仕事ください。→https://lita-allthings.com
立ち飲み屋で飲みすぎました。
「携帯に残る誰かわからない人と肩を組んだ自撮り写真」と「罪悪感」と「気持ち悪さ」の三点セット。
しかし夕方にはこのセットも泡沫へ消え、また飲んでしまうのかなと考えると
京都の龍安寺の枯山水、あるいは西行(さいぎょう)の歌、
「願はくは花の下にて春死なん その如月の望月の頃」に
ふれた時に感じたものと同じだと気づき、窓から見える雲の流れをただ見ていたのです。
お久しぶりです!ゴトウです。
なかなか二日酔いにならなかったので
リアルを追求する僕としては筆をとるのに時間がかかってしまいました。
立ち飲み屋を渡り歩くのが好きです。
1杯飲んで、2軒目へ、そして3軒目へ。
家から数駅離れた場所からスタートし、飲んで歩いているうちに家に帰れる。
約5年ほど前にこの「自動飲酒帰宅システム」を完成させました。
このシステムのいいところは一見不健康そうな飲酒というものと
ウォーキングをミックスしているので相殺してゼロです。
家に帰る頃には全てがゼロになっています。
大体アプリの歩数も1万歩を軽く越え、
朝起きれば飲んだ記憶はなくなり、1万歩という健康的な記録だけが残るのです。
ありがとうございました。
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文
ゴトウタカノリ(パッケージデザイン ディレクター)