Series 連載

毎日同じように過ごしている生活の中にも、様々な変化が訪れます。
かくいう私も、結婚、子育て、引っ越しなど、大きな目で見るといろいろなライフイベントを経験している真っ最中です。
このコラムでは、あわいひかり編集部の私が、何気ない日々の中で感じた気づきや感動、小さな学びをシェアさせていただきます。
環境、ライフスタイル、自分自身の興味関心などをつれづれに書き綴りますが、
お時間あるときにお立ち寄りください。

新居 雅人(ウェルネスサポーター)
みなさま、こんにちは。
真夏の猛暑の中ですが、いかがお過ごしでしょうか。
私は日課に朝の散歩が追加されてしまい、ますます充実感と生きづらさを両手に抱えて日々くらしています。
あわいくらし、太陽光について考えるシリーズも今回がいったんの最終回。
前回までの伏線を回収しつつ、約1年間使ってみた実績や感想などを交えて太陽光についてのリアルな一例をご紹介してまいります。最後まで何卒お付き合いください。
前回、導入したはいいものの太陽光と蓄電池を導入してすぐに不具合が発生して発電してくれなくなってしまいました。電子機器の不具合には小さい頃から時々出くわしていたため、もしかしてと思いながら太郎さんに連絡。親身な営業マンの太郎さんはすぐに駆けつけてくださり、実際は発電できているが、発電量を確認するアプリのWi-Fi環境による誤表示だろうとのことで、Wi-Fiの中継器を設置してくださいました。

導入後のフォローも手厚く、ありがたいなと思い一安心。

あれ、、緑色の線が発電量なのですが、また発電されなくなりってしまいました。
・・・まるでジェットコースターのように上がったり下がったりと心揺さぶられて満身創痍の中、また太郎さんに連絡。
何度も問い合わせをして申し訳ないと思いつつ、いろいろと確認してもらい、最終的には「初期不良」という判断で蓄電池の電池部分とパワコンを交換してもらうことになりました。ついていないなとも思いつつ、逐次連絡をくださる太郎さんに感謝しつつ、半月後に無事交換対応も完了。どうやら物理的に電池と電池のジョイントのツノが折れていたとのこと。あるあるかは不明ですが、原因が分かって今度こそ一安心。その日から正常運転ができて私の太陽光生活は本格的にスタートできました。めでたし、めでたし。
という訳で、ここからはダイジェストで運用に関する実績や感想をお伝えします。
結論としては、「コストとして元が取れるかどうかは微妙なところですが、日々の暮らしの安心やゆとり、電気消費への関心を持つことに繋がり、導入してよかった」というところです。
我が家の実際の電気代がこちら。

4人家族で1年の中でも生活スタイルの変化など諸々あるため、参考例ですがこんな感じです。高いか安いかの数値よりも太陽光と蓄電池導入での電気購入量の変化をお伝えできればと思います。今回は詳細割愛しますが、蓄電池がいっぱいになった後で売電も行っているため、変動ありますが月々数千円の売電収入もあります (売電価格は導入のタイミングでも前後します)。
また、導入しての所感をお伝えしたいと思います。
●電気使用量に関心が持てた
お恥ずかしながら、太陽光導入を考えるまでは自分が使っている電気量のことはあまり気にしていませんでした。電気代としては気にしていましたが、日々の使用量に関心は持っておらず、見る方法もなかったのが正直なところ。
導入後は太陽光の発電量だけではなく、リアルタイムでの電気の使用量が確認できるようになり、「エネルギーを使う」ということに関しての興味関心が深まりました。個人的な感想としては、照明をこまめに消すことももちろん節電になりますが、冷暖房や電子レンジ、トースター、IHなど熱エネルギーに代わるものの方が、より多くの電力を必要とする印象です。

●コストメリットも意識しつつ、生活の中での安心を少し感じられる
正直、太陽光と蓄電池を両方導入すると大きなコストメリットは今の運用だと出づらそうという印象です。今後の電気料金や生活スタイルなどなど変動要因も多いため、大まかな所感になりますが。
また、日々の暮らしの中で太陽光があるからといってたくさん電気を使っていいわけではありませんが、少し気持ちにゆとりをもって家族と過ごせるようになったと感じます。何より、非常時に一定の電気を確保できる安心感があり、日々の暮らしの中での「備え」として心強い存在になっています。
こんな感じで、ゆるりと始まったあわいくらし太陽光シリーズもいったんは完結です。また、運用を続ける中でのリアルな状況もお届けできればと思いますので、ご期待ください。
環境も自分たちの生活もまず「関心を持つこと」だとこのシリーズを通して実感しました。日々の暮らし、状態に関心を持ち小さなことでも発信し続ける連載をお届けできるよう今日もゆるく真面目に暮らしていきますので、みなさま引き続きよろしくお願いいたします。
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取材・文
新居 雅人(ウェルネスサポーター)