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2025年1月18日(土)に香川県観音寺市のハイスタッフホールで開催された株式会社パブリック(以下「パブリック」)の創業50周年記念イベント「ありがとう祭」にて、あわいひかりがワークショップを開催しました。私たちが実施したワークショップの模様はもちろん、イベント当日の会場の賑わいをリポートしたいと思います!
学べる。食べられる。楽しめる。
パブリックさまの「ありがとう祭」で
ワークショップを開催しました。
ありがとう祭の当日、観音寺市は快晴に恵まれ、まるで春のリハーサルのようなポカポカ陽気の中で開催されました。
ホールのエントランス前にあるピロティで行われたオープニングセレモニーは、株式会社パブリック代表取締役・川崎佳日出社長の挨拶から始まり、続いて大野原龗王太鼓保存振興会のみなさまによる迫力ある太鼓の演奏が来場者を魅了しました。さらに、地元の子どもたちによるダンスチーム「Dic」の大人顔負けのパフォーマンスには、大きな拍手と歓声が贈られました。

ピロティと道を挟んだ反対側の駐車場では「ありがとうマルシェ」が開催され、54店舗が軒を連ねました。私たち“あわいひかり”もマルシェの一角に出店。自分の描いた絵をラベルにしたオリジナルペットボトルが作れるワークショップを開催しました。オリジナルペットボトルを作る前には、商品パッケージに使われているプラスチックフィルムの種類やリサイクルの方法、印刷されているマークの種類などについてレクチャーを実施。参加した子どもたちのほとんどがパッケージのリサイクルに関心を持ってくれたことが嬉しく感じられました。ワークショップは10時からスタートし、16時のイベント終了時点では、用意したペットボトル約110本がすべてなくなるほどの盛況ぶり。出店できたことに、スタッフ一同、疲れとともに大きな満足感を共有しました。

三観エリアや香川県内から多数のお店が出店。
地元を大切にされている
パブリックさまならではのマルシェが大盛況。
マルシェエリアは常に多くの来場者で賑わい、出店している店舗を覗いたり、設置された飲食スペースで食事を楽しんだり、スイーツを購入したりと、思い思いにイベントを満喫していました。
来場者にお話を伺うと、イベント開催を告知する新聞の折込チラシを見て、この日を楽しみにしていた方や、たまたま通りがかった方、ご近所にお住まいで賑やかそうだからと来場された方など、多くの方がイベントを楽しんでいるようでした。
また、飲食スペースの近くに設置されたゴミステーションは、リサイクル業を生業とされているパブリックさまならでは。リサイクルをしっかりと行えるよう、細かく分別できるゴミ箱が設置されていました。
「さすがリサイクルの仕事をされているだけありますね。」とご年配の方も感心して、ゴミを仕分けされていたのが印象的でした。
石原良純氏による基調講演や
地元高校生&パブリック社員によるワークショップなど
地球環境やリサイクルについて考える機会を提供。
イベントの目玉となる講演会には俳優で気象予報士としても知られる石原良純氏が環境をテーマに登壇。石原氏が俳優になった経緯や気象予報士になった理由、気象予報を通じた軽快なトークで約1600名の観客を魅了しました。講演では、地球温暖化が進むと環境はどのような変化が起こるのか、私たちはどのような備えをすべきか、温暖化を阻止するために何に取り組むべきかなど、気象予報士の視点から詳しくお話しいただきました。さらに、使った後の廃棄物を減らすことや再利用することはもちろん重要ですが、廃棄物がどのような素材で作られ、どのように製造されているかに目を向けて購入する、新しいステップに進んでいるのではないかと観客に問題提起しました。
また、石原氏の講演会の他にも、三豊市が取り組む「日本初!燃やさないゴミの焼却施設」について、施設を運営されている株式会社エコマスターのカマクラ先生が熱く講義され、参加者も熱心に耳を傾けていました。


「ありがとう祭り」開催の根幹となった、
ラブアースマインドプロジェクトってナニ!?
パブリックさまは、今回開催された「ありがとう祭」に先駆けて、「ラブアースマインドプロジェクト」というプロジェクトを立ち上げ、その一環としてイベントを実施することになったそう。この「ラブアースマインドプロジェクト」とは、“私たちが暮らす地球を心から愛し、地球とのつながりを考える仲間たちの活動。その仲間たちが大切にしたいのは地球環境にとって良い活動をずっと続けること。私たちが普段使う商品やサービスも地球にとって良いことかどうかを考えながら選び、身近な暮らしの中でできる小さな工夫を続けよう。小さな取り組みでも一人ひとりが取り組めば、地球の大きな資源を未来に残すことができる。”というコンセプトに基づいています。https://love-earth-mind-project.com/
その一環として、地元の高校生とパブリックさまの社員が協力し、廃材を使ったロボット作りや竹鉄砲作り、シーモビール作り、ボトルキャップを使ったしおりづくりなどのワークショップが開催されました。また、パブリックさまが敷地内の畑で栽培した白菜や水菜などの野菜の販売や、笠田高校の生徒さんが育てた野菜や花の苗の販売、観音寺総合高校の生徒さんが作ったお菓子の販売も行われ、多くの来場者が商品を求めて長蛇の列を作っていました。
また、地元の幼稚園児や保育園児を対象にした塗り絵コンテストやエコバッグのデザインコンテストなど、小さな子どもたちや学生の皆さんにも地球環境に関心を持っていただきたいというパブリックさまの企業としての姿勢が反映された催しが多く行われました。
さらに、今回のプロジェクトの趣旨に賛同された、重機の世界的な2大メーカーの1つであるコマツさまによる電動建機の展示もあり、小さな子どもたちの人気を集めていました。
私たち、あわいひかりも、地球を心から愛し、地球とのつながりを考える仲間として、今後もパブリックさまとともに、地球環境をより良くする活動に取り組んでいこうと考えています。
最後になりましたが、パブリックさま、創業50周年おめでとうございます。記念イベントには3000人を超えるお客さまが来場されたそうで、併せてそのご成功をお祝い申し上げます。
さらに100周年に向けて、次の50年もますますのご活躍をお祈りいたします。
「ありがとう祭」に参加させていただき、ありがとうございました!
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取材・文
森近 正大(文案家)